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リスボン特急

車掌の話す言葉に頷いて



食堂車に向かった





「お久し振り」





首の長い一輪挿しが



テーブルの上で揺れている





「駅で貴方が乗るのをお見かけしたので」





運ばれてきた赤い液体に口をつける





「それ、お好きだったわよね?」





列車は海岸線に沿って走り続けている



過ぎ去る景色の中に



過去に共にした時が重なる





「あれから私は一人のまま」



「・・・・・・」



「いいえ 貴方のせいではないのよ・・・」





列車が枕木を刻む音だけがする



二杯目のグラスを飲み干し立ち上がる





コンパートメントに戻ると



寝台の上に



月影が揺れていた
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1. 次のお相手は


月?(^^)


青白かったり

黄色だったり

赤かったり


彼女って七変化なのよね

だけど そこも魅力的なの♪


2. 次のお相手は 終着駅次第

>blackcatさん

到着は

明け方になりそうですから


灼熱の

太陽娘かも知れません



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